インフル接種無料化 厚木市、高齢者対象 海老名市も方針

予防接種(イメージ)

 厚木市は15日、65歳以上の高齢者と60~64歳で重い病気を持つ人を対象に、インフルエンザ予防接種を本年度に限り自己負担を無料にすると発表した。神奈川県議会本会議で黒岩祐治知事が示した県の無償化方針に対応した。

 市によると、予防接種費用は1本5588円で、同市内ではこのうち1500円が自己負担となっている。今後決定される県の負担額で足りない部分を市が補うことで、自己負担額をなくす。市内の契約医療機関約100カ所で接種が可能。

 対象者は約5万7700人。開会中の同市議会第7回会議に、必要経費2億1066万円を含む補正予算案を追加提出する。

 海老名市でも、開会中の市議会9月定例会一般質問で取り上げられ、内野優市長が無償化の方針を示した。同市内の自己負担額は1人千円。県がどの程度負担するか方針が決まれば、市議会最終日に補正予算案を追加提出する。

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