駐車スペースが公園に? 飲食店救済へ、横浜市内で初開催

東京・渋谷で昨年行われたイベントの様子(ソトノバ提供)

 路上の駐車スペースを小さな公園に変えて楽しむイベント「Park(ing) Day」(パーキングデー)が18日、横浜市中区の入船通りで開かれる。米サンフランシスコのアートスタジオが2005年に始め、毎年9月の第3金曜日に世界各地で行われている。横浜での開催は初めて。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた沿道の飲食店を救済しようと、国の路上利用基準が緩和措置を活用。手作りの多彩ないすを路上に配し、テークアウトした弁当などを食べられる場所をつくる。「ホテルエディット横濱」前では、海をモチーフに企画を展開し、海賊が路上を占拠した雰囲気を演出する。

 同イベントは、パブリックスペースに特化した情報提供や問題提起などを手掛けるウェブマガジン「ソトノバ」を展開する専門家集団「ソトノバ」(東京都世田谷区)が、17年に埼玉で初めて行った。今年は千葉県や岡山県など全国6会場で同時開催。各地で主催者を募り、横浜は、まちづくりを行う市民らでつくる「Fun! Public Space! YOKOHAMA」が主催する。

 ソトノバの石田祐也共同代表理事は「公共空間の新しい活用法を考えるきっかけになれば」と話している。イベントは午後1~7時。詳細はソトノバのサイト。

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