五島高 120周年記念文化祭 活動成果を存分に披露

書道パフォーマンスなどが披露された五高祭のオープニングセレモニー=五島高

 五島市池田町の長崎県立五島高(初村一郎校長、451人)で13日、創立120周年を記念した文化祭「第73回五高祭」があった。新型コロナウイルスの影響で準備期間は限られたが、実行委員を中心に企画や運営を進めた。コンクールなどの中止で発表の場が減った文化部員らも、活動の成果を思う存分に披露した。
 今年のテーマは「KAKERU-120年、そして未来へ-」。「過去から未来に向かって翔(か)ける」との思いや、いろいろなものを掛け合わせるという意味を込めた。日程は、新型コロナの影響で当初2日間の予定を1日に短縮した。
 オープニングでは、普段は習字教室で書道に打ち込む生徒有志が書道パフォーマンスを披露。書道グループのリーダー、貞方侑希さん(16)=2年=は「メンバーと話し合いを重ねて満足のいく作品ができた」、生徒会長の野口市郎太さん(17)=同=は「準備期間は少なかったけど、ここまで仕上げることができた」と話し、それぞれやり切った様子だった。
 他に写真部や美術部などの作品展示、実行委員による劇、吹奏楽部の演奏などもあった。

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