伝統の3連メーターに注目! 新型フェアレディZの内装は懐かしくも新しいゾ

日産 新型フェアレディZ プロトタイプ 外観 ヘッドランプ

賛否両論だが、素直にカッコいいゾ

ヘッドライトは初代フェアレディZ、テールランプはZ32と歴代モデルのエッセンスを随所に採用している新型フェアレディZ。賛否両論あるものの、現物を見た筆者からすると、どれも現代風にアレンジされており、素直にカッコいいと思える仕上がりであった。
もっとも批判の多い真四角のラジエータグリルだが、歴代モデルも改めて見ると同じようなカタチであり、実はコレも歴代モデルのオマージュでもあるのだ。現物を見た感じでは、もう少しカタチを変えてもいいのでは? と思ったものの、おそらくナンバープレートを装着すれば、また違った印象になるハズだ。

伝統をキチンと踏襲&新時代の装備も満載

やっと今回の本題の内装だが、おそらく市販版もほぼこのままカタチで出る! と確信できるほどの完成度であった。見た目の派手さはないが、12.3インチのフル液晶メーターや大きなセンターモニター、さらにファン感涙の3連メーターと新技術とZらしさを追求したデザインだ。

フェアレディZファンならずとも、Zといえば3連メーターという人も多いハズ。歴代モデルの内装を改めて見てみると、1989年に登場したZ32(4代目)以外の全てのモデルに採用されているのだ(注:1983年登場の3代目Z31型は2連メーター)。

フル液晶メーターは古典的なクルマ好きの方々は嫌う傾向にあるが、新型フェアレデエィZのそれは液晶メーターならではの機能もあるという。例えば、レッドゾーンに近くに連れ、タコメーターが赤くなるといった演出などだ。

ちなみに撮影車のシートはパワーシートではなく、最近あまり見なくなったダイヤル式。それぞれのカラダに見合うドラポジを設定するには定評のあるダイヤル式だが、パワーシート仕様の登場も期待したいところ。

今回発表された内容はご存知の通りデザインだけだが、よーく見ると先進安全装備もしっかりと装備されているコトがわかる。衝突被害軽減ブレーキはもちろん装着されるハズだが、キモはステアリングの右部分でACC(アダプティブクルーズコントロール)もしっかり載せられる模様だ。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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