【椎葉村土砂崩れ】県建設業協会員ら捜索活動協力

©株式会社宮崎日日新聞社

県建設業協会青年部連合会の会員らも参加して行われた捜索活動=19日午前9時34分、椎葉村下福良・十根川

 台風10号による土砂崩れで1人が死亡、3人が行方不明となっている椎葉村では19日も捜索が行われたが、発見には至らなかった。同業者を見つけたいと、県建設業協会青年部連合会の会員約120人が参加。行方不明者を知る会員やベトナム人技能実習生と母国を同じくする従業員の姿もあり、「一日も早く見つかってほしい」と祈った。
 村によると、土砂崩れは6日夜に発生。建設会社「相あい生おい組」の相生秀樹社長(70)の妻勝子さん(68)、長男泰孝さん(39)、実習生のチャン・コン・ロンさん(23)の3人が行方不明となっている。
 19日は午前9時ごろから捜索を開始。実習生で行方不明となっていたグエン・ヒュー・トアンさん(22)が17日遺体で見つかった十根川の現場近くでは、重機で堆積した土砂を取り除いた。また、日向市東郷町までの耳川流域を双眼鏡やドローンを使って捜索した。
 同連合会は、連日捜索活動に当たる日向地区建設業協会青年部からの協力依頼を快諾。県内各地から会員が駆け付けた。泰孝さんを知る、同連合会の川口隆二部会長(39)は「見つけられなかったが、また力になれることがあれば来たい」と話した。
 同村下福良の那須橋には、ベトナム人技能実習生と従業員の姿があった。都城市の建設会社で働く、エンジニアのチャン・スアン・ティンさん(29)は「自分と同じように日本で頑張ってきた2人が被災したのはさみしい。早く見つかってほしい」と語った。
 発生から2週間となる20日は午前8時半から、日向地区建設業協会が捜索を行う。同協会青年部の坂本浩一さん(41)は「県内各地から集まってくれてうれしかった。3人の姿を確認できることを信じて捜索を続けたい」と力を込めた。