台風12号は、24日（木）から25日（金）にかけて西日本から東北にかなり接近し、東日本に上陸するおそれがある。
　暴風やうねりを伴った高波、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意し、竜巻などの激しい突風や落雷に注意が必要となる。

　台風12号は、22日（火）午後3時には日本の南にあって、1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでいる。中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルで、暴風域を伴っている。
　台風は今後、日本の南を北上し23日（水）午後にかけても暴風域を伴う見通しだ。その後次第に進路を東よりに変えて24日から25日にかけて西日本から東北にかなり接近し、東日本に上陸するおそれがある。

暴風・高波

　台風の接近に伴い、東日本から東北の太平洋側では、24日から25日にかけて、非常に強い風が吹きうねりを伴い大しけとなる所がある。暴風やうねりを伴った高波に警戒・注意が必要となる。

大雨・雷・突風

　台風の北上に伴い前線の活動が活発となり、西日本から東北の太平洋側を中心に25日にかけて雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。
　その後25日にかけて雨量が更に増えるおそれがあり、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意し、竜巻などの激しい突風や落雷に注意が必要となる。
　また、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。ひょうの降るおそれもあり、農作物や農業施設の管理にも注意したい。