200万円台から選べる! 30代パパへおすすめのSUV マツダ CX-30
CX-30でまず悩むのが、3タイプあるパワートレインでしょう。もっともベーシックと言えるのが、2.0Lのガソリンエンジン。価格は「20S」の239万2500円からとなっています。
次が、低速からの力強いトルクが手に入る1.8Lディーゼルエンジン。「XD PROACTIV」が288万7500円からと、49万5000円アップです。
そして世界初の技術が搭載された2.0L+モーターの新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV X」は、「X PROACTIV」が329万4500円から。ガソリンモデルからは90万2000円アップ、ディーゼルモデルからは40万7000円アップとなっています。
これでわかる通り、CX-30のデザインや使い勝手に惚れ込んで購入するなら、最もコスパがいいのはガソリンモデルです。
ファミリーで長く乗るならディーゼルモデルを! 燃料費の安さは圧倒的
「20S」はさすがに快適装備がいろいろ手薄なので、その上の「20S PROACTIV」にしても261万2500円。ディーゼルの同グレードと装備内容はまったく同等ながら、価格は27万5000円もリーズナブルです。
ただ、ディーゼルの場合は購入時にかかる重量税が免税(2021年4月30日まで)、環境性能別の自動車税が非課税(2021年3月31日まで)になるので、価格差はもう少し小さくなります。
また、燃料がレギュラーガソリンと軽油でも1Lあたり20円~30円ほどの差があるので、長く乗ればほとんど価格差はなくなってくる可能性が高いのです。
そうなると、家族全員が乗って出かけたり、荷物を満載にしてもパワフルで、燃費も優秀なディーゼルエンジンの方が、ファミリーにはメリットが多いのかなと思います。
まだまだ高いSKYACTIV X、相当なこだわりがない限りは選択肢から外してOK
一方で、世界初の技術は魅力的だけど、90万円アップって高すぎる~と思いがちな新世代ガソリンエンジン SKYACTIV X。はい、その通りだと思います。
よっぽど走りのフィーリングにこだわる人や、新世代のパワートレインに興味のある人にはいいかもしれませんが、ファミリーで使うならあえて高額を出してまで手に入れなくてもいいのではないでしょうか。
神グレードはXD PROACTIV Touring Selection! 300万円とは思えないほど充実した標準装備
では、ディーゼルの中でどのグレードを選ぶか。
もっともリーズナブルな「XD PROACTIV」288万7500円でも、ほとんどの快適装備、安全装備は揃っているので、とくに不満を感じることはないと思います。
1つ上の「XD PROACTIV Touring Selection」300万8500円とは12万1000円の差になりますが、装備の違いを見てみると、「XD PROACTIV」にはオプションで「XD PROACTIV Touring Selection」に標準となるのは、スーパーUVカットガラス、リバース連動ドアミラー機能、ステアリングヒーター、運転席10wayパワーシート、運転席&助手席シートヒーター、そして安全装備ではクルージング&トラフィック・サポート(CTS)。
って、こんなに標準装備になるなら、ダンゼン「XD PROACTIV Touring Selection」の方がお得じゃないですか?
トップグレードのL Packeageとの違いはインテリア素材だけ!
ちなみにディーゼルのトップグレード「XD L Package」は306万9000円で、装備は快適装備や安全装備は同等。変わるのは、インテリアの素材です。エンジンスタートスイッチリングがプラチナサテンになったり、ドアトリムがクロスではなく合成皮革になったりと、高級感がアップしています。
でも逆に言えばファミリーでガンガン使うなら、それほどこだわらなくてもいいところだし、CX-30は素のままでもモダンでオシャレなインテリアが特徴の一つなので、「XD PROACTIV Touring Selection」でキマリでしょう。
ここが惜しい! 360度ビュー・モニターも標準装備だったら尚良し
1つ欲をいえば、先進の運転支援技術はかなり充実しているのですが、車庫入れや狭い道のすれ違いなどでも大活躍する「360度ビュー・モニター」は全車オプション設定で8万6880円とちょい高め。ナビとセットになるでしょうから、少し予算に余裕が必要ですね。
おすすめオプションはラゲッジオールウェザーマット! 汚れた荷物も気を使わなず積める
そして、街中ではエレガントに乗りつつ、レジャーの際には子供が泥んこにした道具も気にせずラゲッジに積める、「ラゲッジオールウェザーマット」1万8480円をアクセサリーで追加すると、ますます使い勝手がよくなりそうです。CX-30を100%、エンジョイしちゃいましょう。
[筆者:まるも 亜希子]