秋恒例カワサキハロウィン、今年はオンラインパレードで

仮装動画のイメージ(ⓒカワサキ ハロウィン 2020)

 国内最大級のハロウィーンパレード「カワサキハロウィン」が今年、初めてオンラインで開かれる。10月の1カ月間、自宅などで仮装している動画の投稿を募るほか、全国で開かれるイベントとも連動。ハロウィーン当日の10月31日には“秘密のオンラインパレード”も予定しているという。

 新型コロナウイルス感染症が収束しない中、今年のテーマを「完全ON LINEでリアルパレードを超える!」に据えた。

 仮装動画に「#カワハロ2020 #うちで化けよう」のハッシュタグ(検索目印)を付け、10月1日から31日まで、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」やツイッター、写真共有アプリ「インスタグラム」などの会員制交流サイト(SNS)に投稿してもらい、オンラインパレードにする。また北九州、名古屋、神戸、岩手など全国8都市で開かれるハロウィーンイベントとも連携する。

 「ハロウィン・アワード」も実施。イベントの公式ホームページから応募されたハッシュタグ付きの仮装動画を、特殊メーキャップアーティストらが審査。「いいね」の数も考慮し、グランプリ(賞金50万円)などの各賞を決める。10月1日から25日までで応募を受け付け、31日に受賞者をライブ配信で発表する。

 カワサキハロウィンは1997年に始まり、今年で24回目。昨年は2千人がパレードに参加し、沿道の観客は約12万人に上った。主催するカワサキハロウィンプロジェクトは「オンラインを通じて、新たなエンターテインメントを全国、世界に発信する」と意気込んでいる。

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