カージナルス・モリーナ 捕手史上12人目の2000安打達成

ゴールドグラブ賞9度の名捕手ヤディアー・モリーナ(カージナルス)がまた一つ、偉大なマイルストーンに到達した。日本時間9月25日のブリュワーズ戦、モリーナは2安打を放ち、通算2000安打を達成。7回裏に右腕ジャスティン・トーパから放ったセンター前ヒットが節目の一打となった。

カージナルスで2000安打を達成するのは、スタン・ミュージアル(3630安打)、ルー・ブロック(2713安打)、ロジャース・ホーンスビー(2110安打)、アルバート・プーホルス(2073安打)、イノス・スローター(2064安打)に次いでモリーナが6人目。このうち、キャリアをカージナルス一筋で過ごしたのはミュージアルだけであり、今季終了後にフリーエージェントとなるモリーナの去就が注目される。

また、主に捕手を務めた選手で2000安打を達成するのは、モリーナが12人目。過去にはイバン・ロドリゲス(2844安打)、テッド・シモンズ(2472安打)、カールトン・フィスク(2356安打)、ジョー・トーレ(2342安打)、ジェイソン・ケンドール(2195安打)、ヨギ・ベラ(2150安打)、マイク・ピアッツァ(2127安打)、ジョー・マウアー(2123安打)、ゲーリー・カーター(2092安打)、ジョニー・ベンチ(2048安打)、A・J・ピアジンスキー(2043安打)が達成している(通算2153安打のビクトル・マルティネスは指名打者での出場が最多のため除外した)。

モリーナは今季、通算2000試合出場も達成。9度のゴールドグラブ賞のほか、ワールドシリーズ制覇2度、オールスター・ゲーム選出9度、シルバースラッガー賞1度、プラチナグラブ賞4度、ロベルト・クレメンテ賞(2018年)など輝かしい実績を誇っており、将来的なアメリカ野球殿堂入りが有力視されている。

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