竜野駅 駅ロータリーに雪をかぶった富士山【木造駅舎巡礼02】山陽本線04/14

※2020年8月撮影

トップ画像は、JR西日本山陽本線竜野駅。

英賀保駅で10:42の山陽本線下り播州赤穂行に乗って、10分、10:52に竜野駅着。駅舎側の1番線、まだ播州赤穂行がホームに停車しています。最高気温37.4℃という猛暑日ですがボランティアのみなさんが駅の清掃をされています。

※2020年8月撮影

ホームを神戸駅側に歩いて門司駅方面。中線(2番線)が撤去されているので、右の上り島式ホームは3番線だけの変則的な相対式ホーム2面2線、実質的には単式ホーム2面2線になっています。

※2020年8月撮影

望遠レンズで門司駅側。

※2020年8月撮影

こちらは神戸駅側。見えませんが駅の北側に国道2号線、山陽道があります。

※2020年8月撮影

駅名標。

※2020年8月撮影

竜野駅は、1889年(明治22年)山陽鉄道の仮駅として揖保川の東側に開業。1890年(明治23年)現在の場所に移設。1906年(明治39年)国有化。この頃現在使用中の駅舎が建てられました。単式+島式ホームの2面3線がいつ現在の単式ホーム2面2線になったのかは分かりません。またたつの市(旧・龍野市)の中心部から5kmほど離れていて、実は姫新線の本竜野駅の方が市街の中心に近いのです。

「竜野」という駅名ですが、開業当初は「龍野」でした。地元の「たつの市」は「龍野町」が「龍野市」を経て2005年(平成17年)に「たつの市」になったのです。

当駅と姫新線の「本竜野駅」がいつ、どの様な理由から「竜野」に変更されたのかは分かりません。

駅舎改札口。中央の柱が眼をひきます。

※2020年8月撮影

竜野駅にはみどりの窓口が健在。

※2020年8月撮影

駅舎内の壁面には、姫路駅から相生駅で山陽本線と赤穂線に分かれる駅名が貼ってあります。今いるのが竜野駅、この後向かう上郡駅、三石駅もあります。誰がどの様な目的で作ったのかは謎です。(笑)

※2020年8月撮影

駅舎の正面は駅前ロータリーになっています。建物財産標を探しましたが見つかりませんでした。

※2020年8月撮影

駅前広場には雪をかぶった富士山の様な装飾が置かれています。

※2020年8月撮影

東側から。この駅舎の屋根は切妻ではなく寄棟造りになっています。100年以上使われている駅舎とは思えません。屋根瓦葺き替えられているのでしょう。とてもキレイです。しかし炎天下、写真を撮っているダケでもへばりそうなのに、ボランティアの方々にはアタマが下がります。右の大きな石は何なのか、不明です。

※2020年8月撮影

西側から。タクシー乗り場(たつの市コミュニティバスの停留所があった様な気もします)の雨除けがあります。

※2020年8月撮影

駅前ロータリー。

※2020年8月撮影

駅舎出入口のアップ。

※2020年8月撮影

11:21の播州赤穂行に乗って、相生駅で乗り換えて次の上郡駅に向かいます。

※2020年8月撮影

ここまでの経験で、概ね1駅あたり30分程で撮影できることが分かりました。

下り列車は、全て播州赤穂行です。相生駅で乗り換え。相生駅には、これまでにも何度も乗り換えで降りています。

【木造駅舎巡礼02】山陽本線05 に続きます。

(写真・文章/住田至朗)

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