4×4オフロードの老舗「JAOS(ジャオス)」が放つJK&JL型ラングラー専用カスタムパーツ|JAOS【VOL.6】

JK&JL型ラングラーユーザーもジャオスのカスタムパーツは必見!

3代目のJK型から4ドアモデルが追加され、日本での人気が高まったジープ・ラングラー。4代目となる現行のJL型では日本の道路事情にマッチした2リッターターボモデルも導入され、ラングラーはより選ばれやすい車種になってきた。

とはいえ、ラングラーはジープ・CJからの伝統を色濃く引き継ぐ本格4WD車だ。究極の悪路走破性を誇る強靭な足回りは、硬派でデイリーユースに適しているとは言い難い。ジープ特有のスタイリングに惹かれて購入したものの、重くて硬い乗り味に辟易しているラングラーユーザーも多いことだろう。

そんな悩めるラングラーユーザーに助け舟を出してくれるのが、4×4オフロードの老舗パーツメーカー「JAOS(ジャオス)」だ。ジャオス企画のVol.6となる今回は、ラングラーのカスタムパーツに注目。JK&JL型ラングラー用のエクステリアパーツと機能系パーツを紹介していこう。

「乗り心地を何とかしてほしい」というJK型ラングラーユーザーの切実な願いに応えた「リフトアップセットVFA」

リフトアップ量はフロント50〜55mm、リア50〜60mm。ハーモフレック機構を備えたダンパーと、ヘタリ保証がついたリフトアップスプリングを組み合わせている

ジャオスが最初にリリースしたラングラー用アイテムは、JK型用の「BATTLEZ(バトルズ)・リフトアップセットVFA」だった。前後リジッドという形式ゆえ、走行安定性を高めるにはどうしても「固め」とならざるを得ないラングラーのサスペンション。そこで「走行安定性と乗り心地を両立してほしい」という要望がユーザーから寄せられたことが開発のきっかけとなった。

バトルズは、ジャオスが展開する機能系パーツブランドだ。コンセプトは「性能の引き上げをノーマル+α程度に抑えて高いクオリティと安心感を付加する」。その信念が貫かれたJK型用のリフトアップセットVFAはリリースされるや否や「さすがジャオス!」「走行時の突き上げ感がかなり緩和されて快適になる」と好評を博し、ラングラーユーザーの間で広まっていった。

車高の上げ幅はフロントが50~55mmでリアが50~60mm。ハーモフレック機構(日本が誇るダンパーメーカーのKYB株式会社によって開発された周波数感応バルブ。「大きくゆっくり」「速く小さい」という地面からの振動を周波数として解析し、状況に応じて減衰力を可変させることが可能な新機構)を搭載した減衰力調整式高性能ダンパーと、万が一ヘタリが生じた場合は新品に交換してもらえる永年ヘタリ保証の付いたチタン配合材使用のコイルスプリングがセットとなっている。

乗ってすぐに満足感が得られるJL型ラングラー用「バトルズ・リフトアップセットMS」

約40mmのリフトアップを実現するバトルズ・リフトアップセットMS。チタン配合材を使用してへたりを保証したコイルスプリングと、モノチューブダンパーMSを組合わせている

JL型用の「バトルズ・リフトアップセットMS」も「純正+α」のブランドコンセプトを見事に具現化した仕上がりだ。リフトアップ幅は約40mm。柔らかいけどコシがあるチタン配合材を使用したコイルスプリングが、運動性能をスポイルすることなくオフロードテイストあふれるシルエットを作り上げてくれる。

ショックアブソーバーはバトルズの通常ラインアップでは初となる高圧ガス式モノチューブダンパーだ。開発者によると、モノチューブダンパーの特性である接地性を活かしつつピストンロッドの反発力を工夫し、純正ダンパーよりもマイルドな乗り心地を目指したという。

実際に乗ってみると、見晴らしが良い車高なのに荒々しくはないし、不安定なわけでもない。乗ってすぐに変化を感じたのはもちろんのこと、長距離移動も苦にならない乗り心地に仕上がっている印象を受けた。

オフロードバンパーの無骨なイメージを軽量な樹脂で再現したフロントスポーツカウル

現行型ラングラーJLのフロントスポーツカウル。デザインは先代型を踏襲しつつJLにマッチするように仕立てられている
先代型ラングラーJKのフロントスポーツカウル。軽量だがタフな質感で、フロント周りをスポーティに演出する

ジャオスでは、オフロードテイストをより高めるラングラー用のフロント周りのアイテムも取り揃えている。

JK型、JL型ともに、クロスカントリーバンパーのハードなイメージを軽量な樹脂で再現した「フロントスポーツカウル」を用意。JK型は裏側まで造形したモノコック構造とし、剛性と質感を確保している。それでいて、重量は純正比4.8kgの軽量化を実現。ジャオス定番の「スキッドプレート」もフロントスポーツカウル装着車専用で用意している。

フロントスポーツカウルに対応したスキッドプレート。ガードと見た目のアクセントとして装備したい

JL型はバンパーにセンサーやカメラが設置されているモデルもあるため、JK型同様のモノコック構造にはできなかったが、それに匹敵する構造となっている。フロントスポーツカウル装着車専用のスキッドプレートもJL型の機能性を損なわずにファッション性を高める造形となっている。

クロスカントリータイヤにマッチする新作ホイールと乗降性も向上するサイドステップ

短めのスポークにビードロック風のリムを組み合わせた力強いデザインのAMADAS BL5。他の車両に向けたサイズもあるが、開発時にはラングラーへのマッチングを念頭に設計されたという

ビードロック風のリムを採用した新作ホイールの「AMADAS BL5」からも、ジャオスのラングラーに対する意気込みが感じられる。ラングラー専用サイズとなる17×7.5J+44をラインナップ。

マットブラック,スモークポリッシュブラック
マットブラック,スモークポリッシュブラック

そんなAMADAS BL5には、クロスカントリータイヤを組み合わせるのが鉄板だ。そして、ハイトが高いクロスカントリータイヤを合わせたら、ぜひ装着したいのがジャオスの「サイドステップ」だ。サイドビューに四駆らしさが加わるのはもちろん、乗り降りしやすくもなる。特に女性や子どもにとってはあると有難いアイテムなので、純正ホイール装着車も取り付けたい逸品だ。

機能的にも、そしてドレスアップにも効果的なサイドステップ。太めのパイプがJL型ラングラーをタフに演出する

JL型用のアクセサリーパーツも充実! 新製品も鋭意開発中!

左足の置き場に困るペダルレイアウトを解消するフットレスト。専用設計でフロアにしっかりと固定, グローブなどをしたまま触ることが多いドアハンドル周辺のボディを引っかき傷などから防いでくれる
左足の置き場に困るペダルレイアウトを解消するフットレスト。専用設計でフロアにしっかりと固定, グローブなどをしたまま触ることが多いドアハンドル周辺のボディを引っかき傷などから防いでくれる

スペースの都合上、ここでジャオス企画のVol.6は幕引きとしなければならないが、専用設計の「フットレスト」や「ドアハンドルプロテクター」などなど、紹介しきれていないJL型用アイテムがまだまだある。しかも、今現在は3.6リッターモデルに限られるバトルズのマフラーも2リッターモデル用を鋭意開発中という。

BATTLEZ マフラー ZS-4 サークル, BATTLEZ マフラー ZS-W ラングラー
BATTLEZ マフラー ZS-4 サークル, BATTLEZ マフラー ZS-W ラングラー

それらジャオスの新製品はMOTAの最新ニュースでも随時紹介していくので、そちらにもぜひご期待を!

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