全国U15バスケ選手権県予選 NAGASAKI男女V

【男子決勝、中央ジュニア―NAGASAKI】第4クオーター1分、NAGASAKIのガード森田がシュートを決めて86点目=諫早市飯盛体育館

 バスケットボールの第1回全国U15選手権(ジュニアウインターカップ)長崎県予選は26、27日、諫早市飯盛体育館で行われ、男女ともクラブチームのNAGASAKIが優勝した。両チームは同選手権(来年1月4~7日・東京都武蔵野の森総合スポーツプラザ)に出場する。
 同選手権は例年春に開催していた都道府県対抗ジュニア大会を改編。男女とも中学校やクラブチームなど、10~15歳の選手で構成した都道府県代表47チームが出場して日本一を決める。県予選は男子5、女子10チームが参加した。
 男子決勝の中央ジュニア-NAGASAKIは、序盤からNAGASAKIがガード森田を起点に猛攻。フォワード江上らの連続得点などで第1クオーターを28-4でスタートすると、その後も足を止めずに117-16で快勝した。
 女子決勝のNAGASAKI-土井首中は、NAGASAKIが石田、朝日らフォワード陣を中心に流れをつかみ、前半を47-21で折り返した。土井首中も中盤、主将の桑原の連続得点などで粘ったが、最後はNAGASAKIが94-45と差を広げた。

男女とも合格点デビュー
 男女そろって初開催のジュニアウインターカップ出場権を手にしたNAGASAKI。男子の梅崎監督は「守備からしっかり速攻が出せていた」、女子の沖島監督も「個々のいい部分がしっかり見えた」と現時点でのチームに合格点をつけた。
 県バスケットボール協会が昨年から始めた年齢別の強化練習会「育成センター(DC)」に参加経験がある選手らが集まったチーム。8月から週1回程度の練習を重ねてきた。今大会は初めての公式戦ながら、一人一人がチーム一体の攻守を意識しながらプレー。最後まで流れを渡さずに勝ちきった。
 全国ではBリーグユースチームなどの強豪との対戦も予想される。男子主将の江上は「球際の攻防をしっかりやっていきたい」、女子の主力を担うフォワードの石田も「チーム全体でもっと声を出せるようにしていく」と先を見据えていた。

【女子決勝、NAGASAKI-土井首中】第3クオーター5分、NAGASAKIのフォワード石田がドリブルでゴール下に切り込む=諫早市飯盛体育館

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