長崎くんち関連神事の安全祈願 諏訪神社

長崎くんちの安全を祈願した関係者=長崎市、諏訪神社

 長崎市上西山町の諏訪神社で1日、「事始神事」があり、新型コロナウイルスの影響で神事だけとなる今年の長崎くんちの安全を祈願した。
 人数を制限し、氏子総代ら約30人が参列。斎庭で大麻(おおぬさ)などの道具でおはらいした後、拝殿で池田剛康宮司が「奉納踊りと御神幸が取りやめとなり、8日の例大祭を厳粛に執り行う」との内容の祝詞を読み上げ、参列者が玉串をささげた。
 「寿詞神事」「湯立神事」など長崎くんち関連の神事は例年に比べて規模を縮小し、9日まで続く。池田宮司は「例年は何十万人という方々がお見えになる。大変寂しいが、万全の対策を取って中止とした。みなさまの健康をしっかりとお祈りしていきたい」と述べた。

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