秋到来!英語の「Fall」と「Autumn」の違いって?

毎週水・金曜日更新!通訳者・翻訳者をネットワークするテンナイン・コミュニケーションとのコラボ連載「通訳者さんに教わる♪朝のカンタン英語レッスン」。金曜日は、今話題のニュースに関する英語表現をご紹介します♪

秋到来!英語の「Fall」と「Autumn」の違いって?

キンモクセイの甘く爽やかな香りが漂いはじめ、本格的な秋の到来を感じる季節になりました!

英語で「秋」を表す表現には、おなじみ「fall」と「autumn」という2つの単語があります。どちらも中学英語で習う簡単な単語ですが、この違いはご存じですか?

実はこ2単語には、アメリカ英語かイギリス英語かの違いがあるんです!

fall=(主にアメリカ英語で)秋。または、落ちる・降りる

「秋」という意味の「fall」は「fall of leaves(落ち葉)」から生まれた言葉です。

もともとはイギリス英語の単語でしたが、17世紀初めのころイギリスからアメリカへ入植した人々が使用するようになり、今では主にアメリカで使われるようになりました。

例)
Aさん:How is your job hunting going? (=就職活動はどうですか?)
Bさん:I got an unofficial employment offer from ABC company. I can probably start work in fall.(=ABC会社から内定をもらったよ。おそらく、から働けると思います。)

autumn= (主にイギリス英語で)秋、秋季、(人生の)初老期

一方「autumn」は「収穫期」という意味を持つラテン語が語源と言われており、イギリスやオーストラリアなどでよく使われます。

例)
Aさん:Have you ever seen Japanese maple trees changing color in Autumn?(=の紅葉を見たことがありますか?)
Bさん:No, I’m so excited to see them this October. (=見たことがありません。10月に見ることを楽しみにしています)

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今回は「秋」という意味の2単語の違いをお伝えしました。アメリカ英語、イギリス英語という違いはさておき、「fall」は日常会話やカジュアルのシーンで使うことが多く、「autumn」はフォーマルなシーンで使うことが多いという特徴があります。

しかしどちらも「秋」という意味なので、基本的にどちらを使用しても構いません。英語のドラマや映画でどちらの単語がどんな場面で使われているか、意識してみると面白いかもしれませんね♪

(記事協力:テンナイン・コミュニケーション

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