河野行革相、縦割り解消の直轄チーム旗揚げ 「遠慮せず改革」

会見する河野行革相=9月25日、内閣府

 河野太郎行政改革担当相(衆院神奈川15区)は1日、行政・規制改革に専門的に取り組む直轄チームを立ち上げた。国民から役所の規制や縦割りの弊害について意見を募る「規制改革・行政改革ホットライン(縦割り110番)」に寄せられた提案を精査し、実現に向けて取り組みを加速させる。

 チームは内閣官房と内閣府に加え、愛知や高知、三重県から派遣された職員計9人で構成。内閣府で開いた立ち上げ式で辞令を交付した河野氏は、規制改革が菅内閣の1丁目1番地と指摘した上で「遠慮することなく、国民側から見て利益が出る規制改革をしっかりと着実に進めていかなければいけない」と訓示した。

 行政の縦割り打破は菅義偉首相の〝肝いり〟。9月25日に内閣府のホームページに開設した「縦割り110番」には10月1日現在で約1100件の提案が寄せられているという。

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