カーショウが13奪三振の快投 ドジャース地区シリーズ進出決定

【ブリュワーズ0-3ドジャース】@ドジャー・スタジアム

ドジャースはエース左腕のクレイトン・カーショウが8回93球を投げて被安打3、奪三振13、与四球1、無失点という安定感抜群の素晴らしいピッチングを披露。5回裏にオースティン・バーンズのタイムリーとムーキー・ベッツのタイムリー二塁打で3点を奪ってブリュワーズを3対0で破り、2連勝でワイルドカード・シリーズを突破した。日本時間10月7日に開幕する地区シリーズではカージナルス対パドレスの勝者と対戦する。

カーショウは「ポストシーズンが苦手」というイメージを払拭する見事なパフォーマンスを見せた。13奪三振はポストシーズンでの自己最多タイ。ドジャースでは1963年のサンディ・コーファックス(15奪三振)、1953年のカール・アースカイン(14奪三振)に次ぐ球団史上3位タイの記録となった。

カーショウが快投を続けるなか、ドジャース打線はブリュワーズ先発のブランドン・ウッドラフの前に4回まで無得点に抑えられていたが、5回裏に二死一・二塁のチャンスを迎え、バーンズとベッツの連続タイムリーで3点を先制。結局、これがこの試合で得点が入った唯一のイニングとなり、ドジャースはカーショウからブルスダル・グラテロルにつなぐリレーで3点のリードを守り抜いた。

カーショウが勝利投手(1勝0敗)、ウッドラフが敗戦投手(0勝1敗)となり、グラテロルはポストシーズン初セーブを記録。1988年以来32年ぶりとなるワールドシリーズ制覇を目指すドジャースが、まずは危なげなく世界一に向けての第一関門を突破した。

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