オリエンタルエアブリッジ(ORC)が今春導入を予定し、新型コロナウイルスの影響で海外からの運搬が遅れていた中古機1機が2日、長崎空港に到着した。
同社は保有するボンバルディア機「DHC-8-200」(乗客定員39人)2機のうち、1機を今春で運用を終え、カナダから同型の中古機の導入を計画。しかし、新型コロナの影響で機体を運ぶ手続きや作業ができない状態が続き、導入が遅れていた。
中古機はロシアを経由するルートで、2日午後7時ごろ長崎空港に到着。同社の社員らが横断幕を掲げて新しい機体を歓迎した。今後、検査や整備などの手続きを経て11月初旬ごろに就航予定という。
同社の日野昭社長は「いろいろな方に心配を掛けたが、ようやく機体が届き安堵(あんど)している。ORCの要の機体として、現在保有している機体も活用しながら安全第一の運航を目指したい」と話した。