西海・新大島総合支所起工 来年4月から供用へ

新しい大島総合支所の完成イメージ図(西海市提供)

 長崎県西海市大島町の行政窓口、大島総合支所の新庁舎起工式が2日、現地であり、関係者ら約30人が工事の安全を祈った。来年4月の供用開始を予定している。
 現在の総合支所は旧西彼大島町役場として1959年に建設。61年が経過し耐震基準も満たしていないことから、隣接地の別館と新館を解体して新築する。
 新しい総合支所は木造平屋で延べ床面積約500平方メートル。行政窓口のほか、市民も利用できる76平方メートルの大会議室も備える。敷地は1メートルかさ上げし、避難所など防災拠点としても活用する。現庁舎は2021年度に解体し、跡地に駐車場を整備。総事業費は約3億1900万円。
 起工式で杉澤泰彦市長は「みなさまに喜ばれるような、地域のランドマークになってほしい」とあいさつした。

大島総合支所の現庁舎=西海市

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