「ユース代表団」13日から募集 核兵器廃絶長崎連絡協 長崎大などで説明会

 県や長崎市、長崎大でつくる核兵器廃絶長崎連絡協議会は、県内の学生らを対象に「ナガサキ・ユース代表団」9期生を13日から募集する。募集開始に先立ち、8、10日に長崎大で、9日に県立大シーボルト校で、それぞれ説明会を開く(8、10日はオンライン参加も可)。
 同ユース代表団は、被爆地長崎の若者に核廃絶について学んでもらい、国際社会で活躍できる人材育成を目的に毎年募集。国連本部で開かれる核拡散防止条約(NPT)再検討会議に派遣するなどしている。9期生については、新型コロナウイルスの影響で当面はオンラインを中心に活動してもらい、海外渡航は国際会議の開催状況などを踏まえて判断する。
 定員8人。対象は県内の大学生や大学院生、勤務している人(18~25歳が目安)で国籍は問わない。同協議会ホームページから要項をダウンロードし、同協議会事務局に28日までに郵送か持参。書類審査後、英語を交えた面接に進む。合格者の任命式は11月27日。任期は来年8月31日まで。
 同協議会の調漸会長は「英語力よりも核廃絶への思いに重点を置いて選考する」と説明。委員の広瀬訓氏は核兵器禁止条約の発効を見据え「コロナの状況次第だが、発効後の締約国会議を現地で傍聴できるかどうかも検討したい」と話した。
 問い合わせは同協議会事務局(電095.819.2252)。

© 株式会社長崎新聞社