お昼はネットでジャズを 月1生配信番組スタート

平戸(左)の司会で音楽やコーヒーをテーマにしたトーク、生演奏が披露されたネット番組

 長崎市出身のジャズピアニスト、平戸祐介が今月、ネットによる有料生配信番組「YUSUKE HIRADO BRUNCH TIME MEETING」をスタートした。生演奏やゲストを招いたトークなどで構成し、毎月1回午前11時から約1時間。番組の企画から司会、演奏まで手掛ける平戸は「ジャズをお昼のひとときのカフェミュージックとして、気軽に楽しんでほしい」と意気込む。
 平戸は海星高(同市)在学中、米マンハッタン音楽院のワークショップにおいてピアノで最優秀賞を獲得。高校卒業後、渡米しニューヨークの音楽大でジャズを学んだ。帰国後、2001年にジャズバンド「quasimode(クオシモード)」を結成、iTunesのジャズチャートで1位になるなど世界的な人気を集めた。バンドは15年2月に活動休止。平戸は現在、ソロで活動している。
 新型コロナウイルスの感染拡大でコンサートに出演する機会が減る中、自分の音楽を継続して広く伝える手段としてネット番組を始めた。「有料配信なので、視聴料に見合うコンテンツを提供できるよう努力したい」と語る。
 13日の初回は東京から配信。ジャズの名盤紹介などのほか、ベーシストの羽立(はたち)光孝と「イパネマの娘」「Ladies In Mercedes」の2曲を演奏した。コーヒー抽出士の岩崎泰三さんも出演し、実演を交えおいしいコーヒーの入れ方を解説した。
 次回は10月11日午前11時配信の予定。視聴料は1500円。チケットの購入など詳細は平戸の公式ホームページ(http://yusukehirado.net/)。

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