ツシマヤマネコお面作り 森きらら「興味持つ子 を増やしたい」

ヤマネコのお面を着ける参加者ら=佐世保市、森きらら

 長崎県佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)は3日、国の天然記念物で、絶滅が危惧されているツシマヤマネコへの関心を高めてもらおうと、同園でヤマネコのお面作りのイベントを開いた。4日まで。
 ツシマヤマネコの別名「とらやま」にちなんだ記念日(10月8日)に合わせた啓発イベントの一環で、毎年開催。お面作りは初めて企画した。
 お面は、職員が2種類のヤマネコをデザイン。参加者はお面が印刷された紙をはさみで丁寧に切り、ホチキスなどを使って完成させた。大村市立富の原小5年の大日聖琥君(10)は「ハロウィーンでお面をかぶりたい。(ツシマヤマネコの)大きさや食べている物が気になった」と話した。
 このほか、クイズラリーの開催や、9月25日に死んだ雄のツシマヤマネコ「つしまる」を追悼する写真を掲示。担当者は「ヤマネコに少しでも興味を持つお子さんを増やしたい」としている。

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