「ここから させぼから」CD完成 作曲家・重松さんと子ども12人

CDをPRする数山さん(手前右から3人目)、重松さん(手前左から3人目)と子どもたち=佐世保市役所

 長崎県佐世保市在住のピアニスト・作曲家、重松壮一郎さん(47)が、市内の子どもたちと一緒に作った歌「ここから させぼから」のCDが完成。今月中旬までに同市内の小中学校などに無料で配布される。
 昨年開催された文化イベント「させぼ文化マンス」に合わせて作曲。同市内で子ども食堂を営む「親子いこいの広場もくもく」(数山有里代表)がクラウドファンディング(CF)で制作資金を募り、CD制作することを企画した。
 「ここから させぼから」を含む5曲を収録。6月のレコーディングには小学2年~中学1年の児童生徒12人が参加した。CFでは7、8月の2カ月で全国から計82万1500円の支援があり、9月にCD1500枚が完成した。
 9月30日、数山さんら計15人が市役所を訪れ、朝長則男市長にCDを贈呈。レコーディングに参加した市立祇園小4年の野方美希さん(10)は「佐世保の魅力が伝われば、うれしい」と笑顔。重松さんは「卒業式で歌ってもらえたら」と話した。
 問い合わせは親子いこいの広場もくもく(電090.5947.1943)。

© 株式会社長崎新聞社