手作りロケットに夢中 松浦で「コズミックカレッジ」

モデルロケットを手作りする親子=松浦市文化会館

 「宇宙」をテーマにした「コズミックカレッジ2020 in松浦」が4日、長崎県松浦市志佐町の市文化会館であった。市内や、平戸、佐世保両市のほか、佐賀県伊万里市からも親子連れら約100人が参加。ロケットについて学び、小型のロケットを手作りして発射する実験などを楽しんだ。
 同会館の自主事業。講座では宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙教育リーダーの川田政昭さん、清水清美さんが空気で膨らませたバルーンに羽根を取り付け、ロケットが真っすぐ飛ぶ仕組みなどを解説した。
 その後、親子で固形燃料を使った約30センチのモデルロケットを手作りし、会館前の広場で発射実験。カウントダウンしながら子どもたちがコントローラーで点火スイッチを入れると、ロケットは約20メートルの高さまで上がり、子どもたちからは歓声が上がっていた。
 佐世保市から母親、兄2人と参加した中里小2年、松永柚乃(ゆずな)さん(8)は「楽しかった。本物のロケットの打ち上げを見に行きたいと思った」と話した。

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