ヤンキース 第2戦の先発は新人ガルシア 田中は第3戦へ

ヤンキースのアーロン・ブーン監督は日本時間10月6日、レイズとの地区シリーズ第2戦に新人デイビー・ガルシア、第3戦に田中将大が先発することを公表した。ガルシアは1999年5月19日生まれで現在21歳。インディアンスとのワイルドカード・シリーズでは登板機会がなかったが、ポストシーズンの試合で先発する投手としては球団史上最年少となる。

今季のガルシアは8月30日にメジャーデビューし、6試合に先発して34回1/3を投げ、3勝2敗、防御率4.98、33奪三振をマーク。9月20日のレッドソックス戦で3回6失点と打ち込まれたのが響いて防御率は5点近くなってしまったが、6度の先発登板のうちクオリティ・スタートが3度、6イニング以上を投げた登板が4度ある。

「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンは、ブーンが第2戦にガルシアを抜擢した理由について、第1戦に先発するゲリット・コールが長いイニングを投げることが想定されるため、第2戦には多くのリリーバーを投入できることを挙げている。

また、どちらかのチームが2連勝した場合、第3戦はシリーズの決着がかかる試合となり、1勝1敗の場合は王手がかかった試合となるため、その重要な一戦を大舞台に強い田中に任せたいという狙いもあると見られる。

なお、地区シリーズが第5戦までもつれた場合、中3日でコールが先発する可能性が高い。第5戦にコールで勝利して地区シリーズを突破した場合、リーグ優勝決定シリーズ第1戦には中4日でガルシア、もしくは中3日で田中が先発することになりそうだ。

© MLB Advanced Media, LP.