甘~いジャンボ梨「新高」の収穫最盛期 南島原・松尾果樹

梨の生育を確認する松尾代表=南島原市、松尾果樹

 長崎県内有数の梨の産地、南島原市有家町にある松尾果樹で特産品「新高(にいたか)」の収穫作業が最盛期を迎えている。
 新高は「幸水」や「豊水」に次いで生産量の多い赤梨で、平均サイズは約700グラム。大きく育ったものは約1キロほどになる。甘味があって酸味は少なめ。肉質は柔らかめで果汁も多い。
 松尾果樹(約50アール)では9月20日から収穫が始まり、選別、箱詰めの作業に追われている。昼と夜の気温の差が出てくると、色づき始め収穫時を迎える。今月末ごろまで作業は続く。
 経営する松尾健二代表(65)は「春先の低温で授粉不良があり、収穫量は例年より少ないが、大きくて甘みは十分。お得意さまの予約でほぼ埋まった」と笑顔で話していた。
 問い合わせは同果樹(電0957.82.4008)。

 


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