冠水対策など5項目求める 新上五島町が県に

 長崎県新上五島町の石田信明町長らが2日、県庁を訪れ、県道の整備促進と冠水対策など計5項目を中村法道知事に要望した。
 石田町長は、主要地方道有川新魚目線の榎津地区について「河川の排水能力不足もあり、強い雨が降るたびに家屋の浸水や道路の冠水が発生している」と状況を説明。「県道拡幅部に新たな水路を整備してほしい」と求めた。
 中村知事は「冠水対策は普通河川のみでの対応は難しい状況にあると考えている。県道改良に併せて水路工事も調整しながら進める必要がある」と述べた。
 このほか、奈良尾漁港防波堤の機能維持、離島航路の維持存続と安定的な運航に向けた支援なども求めた。

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