天然アユ生息数増加 243万~321万匹、前年の2.5倍

 全国有数の天然アユの産地として知られる五ケ瀬川水系で、天然アユの5月時点の推計生息数が243万~321万匹となり、前年の100万~126万匹の約2.5倍となったことが県の調査で分かった。県は資源が回復に向かっているとみて、今年停止していた延岡湾の稚アユの特別採捕許可(特採)を来年は許可する方向で検討に入った。ただ、推計生息数や稚アユの採捕量は毎年不安定な状況が続いており、継続的な産地の維持のためには抜本的な対策が求められそうだ。

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