台風14号は発達しながら、あす8日(木)には強い勢力で大東島地方に接近し、その後進路を次第に北よりへ変え、あさって9日(金)以降は奄美地方から西日本へ接近するおそれがある。暴風や高波に厳重に警戒し、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。
台風の進路によっては、あさって9日(金)以降、西日本では大荒れの天気となるおそれがある。
台風14号は、きょう7日(水)午前3時には、日本の南にあって、1時間におよそ10キロの速さで西北西へ進んでいる。中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで、中心から半径55キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。
台風は今後発達しながら8日(木)には強い勢力で沖縄の大東島地方に接近し、その後、進路を次第に北よりへ変え、9日(金)以降は奄美地方から西日本へ接近するおそれがある。
台風の進路予報には大きな幅があるが、台風の進路によっては、9日(金)以降、西日本では大荒れの天気となるおそれがあり、警戒・注意が必要だ。
<暴風・高波>
台風の接近に伴い、沖縄地方では、きょう7日(水)夜から、奄美地方では8日(木)は、非常に強い風が吹く見込みだ。また、九州南部・奄美地方では9日(金)は猛烈な風が吹くおそれがある。
沖縄地方や九州南部・奄美地方ではきょう7日(水)午後から大しけとなり、九州南部・奄美地方では8日(木)から9日(金)は猛烈なしけとなる見込み。
台風の進路によっては9日(金)以降、西日本では暴風や大しけとなるおそれがある。暴風やうねりを伴った高波に厳重な警戒が必要だ。
<大雨・雷・突風>
大東島地方では台風が接近する8日(木)を中心に大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴った非常に激しい雨の降る所がある見込み。
また、台風の北上や前線の活動が活発になる影響で、9日(金)以降は奄美地方や西日本、東日本で大雨となるおそれがある。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒し、竜巻などの激しい突風や落雷にも注意が必要だ。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。