東京都 コロナ対策で島しょ部の課題は「交通手段」

東京都内で10月6日に新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は177人で、2日ぶりに再び100人を上回りました。こうした中、東京都の小池知事は島しょ部の村長らとテレビ会議を開き、島で感染した人が出た場合に都市部との交通手段が少ないといった課題が挙がりました。

小池知事は新型コロナの対策として、東京都と島しょ部の連携を深めるため、神津島村・利島村・御蔵島村の村長とテレビ会議システムで面会しました。村長らは村が抱える課題として、医療体制や交通アクセスの整備を挙げました。知事は引き続き、都内の自治体の首長からコロナ対策などの地域の課題を聞き取る方針です。

また、小池知事はコロナで打撃を付ける観光業への支援策を巡って、全日本シティホテル連盟の幹部らとも面会しました。連盟の藤野公孝最高顧問が小池知事に要望書を手渡し、東京都が検討している都民が都内に宿泊した場合に5000円を補助する事業について、旅行会社を通さず直接ホテルを予約した場合でも補助の対象とすることを要請しました。小池知事は「検討して効果的な施策にしたい」と前向きな発言で応じました。

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