グラスナウが10奪三振の力投 レイズ勝利で1勝1敗に

【ヤンキース5-7レイズ】@ペトコ・パーク

ヤンキースとの地区シリーズ初戦を落としたレイズは、先発のタイラー・グラスナウが5回までに10個の三振を奪う力投を披露。グラスナウの頑張りに打線も応え、4本塁打の一発攻勢で援護した。リリーフ陣の好投もあり、レイズは7対5で逃げ切り。第2戦を制し、対戦成績を1勝1敗とした。

レイズは1回裏、ヤンキース先発の新人右腕デイビー・ガルシアから絶好調のランディ・アロサレーナが2号ソロを放ち、1点を先制。ところが、直後の2回裏、グラスナウが先頭のジャンカルロ・スタントンに2号ソロを浴び、同点に追い付かれた。

しかし、2回裏からマウンドに上がったヤンキース2番手のJ・A・ハップを攻め、マイク・ズニーノの1号2ランで勝ち越しに成功。3回裏にはマニュエル・マーゴにも1号2ランが飛び出し、リードを4点に広げた。

グラスナウは4回表にスタントンに3号3ランを浴び、1点差に追い上げられたが、その後の打者6人から5つの三振を奪うなど意地を見せ、6回途中で降板するまで被安打3、奪三振10、与四球3、失点4の力投。打線は5回裏にケビン・キアマイアーのタイムリー、6回裏にオースティン・メドウズの1号ソロで1点ずつを追加し、グラスナウを援護した。

7回表、2番手のディエゴ・カスティーヨが無死一・二塁のピンチを招いたものの、3番手のニック・アンダーソンが圧巻の三者連続三振。アンダーソンは8回表も三者凡退に抑え、9回表に4番手のピート・フェアバンクスが1点を失ったが、7対5で逃げ切った。

勝利投手はグラスナウ(1勝0敗)、敗戦投手はハップ(0勝1敗)で、フェアバンクスが1セーブ目を記録。なお、前日に続いてベンチスタートとなった筒香嘉智は4回裏二死一・二塁のチャンスに代打で登場したが、レフトフライに倒れ、ポストシーズン初安打を記録することはできなかった。

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