長崎県内市町「攻撃」予告 きょう県立2校休校 授業午前切り上げも

 長崎県内の市町に攻撃予告のメールなどが届いた問題で県教委は7日、特別支援学校や定時制を含む県立校全85校に、施錠の徹底や登下校の見守りなど安全対策を講じるように通知した。攻撃が予告されている8日は少なくとも2校が休校し、22校が午前中で授業を切り上げて下校させるなどの対応を取る。
 このほか、島原、松浦両市も7日、それぞれの市立小中学校の8日の下校時刻を早めるなどの対応を取ることを決めた。
 一方、県は7日、壱岐市で8日に予定していた県原子力安全連絡会を延期すると発表。連絡会は九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の安全対策について情報共有を図るため、玄海原発の半径30キロ圏内にある松浦、佐世保、壱岐、平戸各市でそれぞれ年1回開催している。県危機管理課は「会議が攻撃予告の時間帯と重なっているため、危機管理上、延期した」とした。


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