クスリのアオキHD、京都府の食品スーパーを子会社化

【2020.10.08配信】クスリのアオキホールディングスは、京都府で食品スーパーを8店舗展開するフクヤの株式を取得し、子会社化すると発表した。食品スーパーの持つ新鮮な食材の品揃えを取り込むと同時に、京都北部地区におけるドミナント強化にもつなげたい考え。

クスリのアオキホールディングスは、2020 年 10 月8日開催の取締役会において、株式会社フクヤの株式を取得し、子会社化することについて決議した。
フクヤは、京都府舞鶴市、宮津市を中心に食品スーパーを8店舗展開している。
株式譲渡契約締結日は2020 年 10 月8日で、株式取得日は2020 年 10 月 21 日 を予定。

食品スーパーの持つ新鮮な食材の品揃えとドラッグストアの持つヘルス&ビューティーや日用品の品揃え、また処方箋を取り扱う調剤薬局を組み合わせることで、地域の顧客にとってより一層利用しやすい店舗を作ることができると判断したとしている。
クスリのアオキHDの京都北部地区におけるドミナント強化にもつなげたい考え。
フクヤの店舗は互いの強みを生かし、さらに買い物のしやすい店舗への改装計画を策定する予定。

フクヤは、1953 年7月に設立。本店所在地は、京都府宮津市鶴賀 2110。
代表者は、代表取締役社長の平野 功氏。
直近の売上高は58億2600万円(2020 年7月期)。店舗数 8店舗。
取得株式数は6,470 株 、議決権所有割合94.8%。取得株式数には、無議決権の種類株式 4,640 株を含めている。
取得価額については、契約により非開示。第三者による株式価値の算定結果を勘案して決定しておいるとしている。

今後の同社連結業績に与える影響は現在精査中であるものの、現在のところ軽微であると判断しているという。

くすりのアオキHDは現在、北陸・信越、東海・近畿、関東・東北の 20 府県にドラッグストア 636 店舗(内調剤薬局併設 329 店舗)、専門調剤薬局6店舗の合計 642 店舗を展開している。
利便性と専門性の強化をコンセプトとする一方、食品の販売も強化をしており、大型店においては
生鮮三品の取り扱いもしている。フクヤをグループに加えることで、企業価値の向上を目指す。

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