2020年10月1日、世に出されるさまざまな商品やサービスの中から、優れたデザインに贈られる「グッドデザイン賞」(Gマーク)の受賞結果が発表され、横浜ゴム株式会社のタイヤ全5商品が受賞した。
2020年秋に登場したタイヤたちが受賞
横浜ゴム株式会社のタイヤが2020年度グッドデザイン賞を受賞した。
「グッドデザイン賞」は公益財団法人日本デザイン振興会が主催する総合的なデザイン評価推奨制度で、国内外の多くの企業や団体が参加している賞である。そんなグッドデザイン賞受賞作品には優れたデザイン性を象徴する「Gマーク」の使用が認められることになる。
2020年は4769件の審査対象の中から、1395件のプロダクトやサービスが「グッドデザイン賞」を受賞した。
今回横浜ゴムが受賞したタイヤは、低燃費タイヤブランド「BluEarth(ブルーアース)」の2商品に加え、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」の2商品、トラック用ウルトラワイドベーススタッドレスタイヤ「903W(キューマルサン・ダブリュー)」という全5商品である。
BluEarth
「BluEarth-4S AW21」はウェットやドライ路面での性能を確保しつつ、急な積雪にも対応できる雪上性能を実現。
また、「BluEarth-XT AE61」はオンロード性能に特化し、クロスオーバーSUVにふさわしい舗装路でのハンドリング性能や静粛性のほか、ロングライフ性能を兼ね備えている。
両商品ともにユーザーのニーズや車社会の変化に対応している点が今回評価された。
GEOLANDAR
クロスオーバーSUV向けグランドツーリングタイヤ「GEOLANDAR CV G058」は安全性や静粛性のほか耐摩耗性能や低燃費性能を備えている。
もう一方のSUV・ピックアップトラック向けタイヤ「GEOLANDAR X-AT」は、アグレッシブな外観と優れたオフロード性能に加え、オンロードでの快適性や環境性能を両立している。
さらに、両商品とも急な降雪にも対応した「M+S(マッド&スノー)」規格となり、オンロード性能とオフロード性能をバランスさせた点が今回評価されることとなった。
903W
「903W」は受賞対象の中で審査委員会により特に高い評価を得た100件に贈られる「グッドデザイン・ベスト100」に選出された。
優れたスタッドレス性能と摩耗ライフを両立したウルトラワイドベースタイヤで、トラックに使用する2本1組の複輪を単輪に置換できるため軽量化による積載量増加やタイヤ組み換え・日常点検などの省メンテナンス化に貢献。
独自技術「SpiraLoop(スパイラループ)」によってベルト構造を強化することで幅広タイヤの課題となる形状保持を実現し、製品化を達成した点が高く評価された。
そんな「903W」は2020年10月1日(木)~11月3日(祝)に、東京ミッドタウン・デザインハブで開催される企画展『2020年度グッドデザイン賞「グッドデザイン・ベスト100」』にて展示される。