「今度こそ核なくす」 長崎、9の日座り込み

約90人が参加した座り込み=長崎市、平和公園

 長崎県平和運動センターなどは9日、通算459回目の「反核9の日座り込み」を長崎市松山町の平和公園で実施し、約90人が参加した。同センター被爆連の川野浩一議長は、核兵器禁止条約の発効が近づいているとして「今度こそ地球から核をなくそう」と訴えた。
 今月中にも発効に必要な50カ国・地域の批准に達する見通しで、90日後に発効する。川野氏は「条約に反対するわが国がどうするかだ」と被爆国の日本政府に厳しい視線を向けた。座り込みでは、日本学術会議が推薦した新会員候補6人の任命を菅義偉首相が拒否したことを「人事権の乱用、強権的支配」と批判し、撤回を求める抗議文を採択した。

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