ロッテ18年ドラ1藤原がプロ初猛打賞、鷹岩嵜は7回の男に… パ週間ベストナインは?

ロッテ・藤原恭大【写真:荒川祐史】

ソフトバンクはロッテとの首位攻防戦を勝ち越しゲーム差を「2」に広げる

新型コロナウイルスの感染拡大により、3か月遅れて開幕した2020年のプロ野球。シーズンも終盤戦に差し掛かり、優勝争いも佳境を迎えている。セ・リーグは巨人が首位を独走し、パ・リーグは首位ソフトバンクと2位のロッテが激しい争いを繰り広げている。

熱戦が続いた10月5日から10月11日までの1週間の成績を振り返り、Full-Count独自に週間ベストナインを選出。今回はパ・リーグ第17週だ。

【パ・リーグ現在の順位表】
1 ソフトバンク 98試合54勝39敗5分
2 ロッテ 97試合53勝42敗2分 2.0
3 楽天 97試合47勝46敗4分 5.0
4 西武 95試合45勝47敗3分 1.5
5 日本ハム 98試合43勝51敗4分 3.0
6 オリックス 97試合37勝54敗6分 4.5

【パ・リーグ第17週】
1 西武 3勝1敗1分
2 オリックス 3勝2敗
3 楽天 2勝2敗1分
4 ソフトバンク 2勝3敗1分
4 日本ハム 2勝3敗1分
6 ロッテ 2勝3敗

雨による中止もあり6試合を消化できたのはソフトバンクと日本ハムの2チームだけ。Bクラスの西武が3勝1敗1分、オリックスが3勝2敗で勝ち越しに成功。首位争いを繰り広げるホークスはロッテとの首位攻防3連戦を勝ち越したが週間では負け越し。ロッテは首位とのゲーム差が「2」に広がり優勝に向け負けられない戦いが続く。

【第16週パ週間ベストナイン】
先発 有原航平(日本ハム)
救援 岩嵜翔(ソフトバンク)
捕手 伏見寅威(オリックス)
一塁 中村晃(ソフトバンク)
二塁 浅村栄斗(楽天)
三塁 鈴木大地(楽天)
遊撃 安達了一(オリックス)
左翼 藤原恭大(ロッテ)
中堅 該当者なし
右翼 近藤健介(日本ハム)
DH 栗山巧(西武)

ロッテの2年目・藤原は1番に抜擢されプロ初の猛打賞をマークするなど活躍

ロッテはコロナ禍で1、2軍の大量入れ替えでチャンスを得た2年目の藤原が1番に抜擢されソフトバンクとの首位攻防戦で活躍。9日の同戦ではプロ初の猛打賞、盗塁をマークするなど14打数5安打の打率.357、2打点と奮闘。18年のドラ1がシーズン終盤で期待に応える活躍を見せている。

日本ハムの近藤は右翼では1試合(DH2試合、左翼2試合)の出場、西武の栗山もDHでは1試合(左翼3試合)だったが首位攻防戦で力は発揮したロッテ藤原を推した。その為、18打数8安打の打率.444、1本塁打4打点の活躍を見せた近藤を右翼、13打数5安打の打率.385、3打点の栗山をDHで選出した。

30本塁打、95打点でリーグ2冠の楽天・浅村は20打数6安打の打率.300、1本塁打6打点と好調をキープ。例年より少ない120試合制ながら本塁打は昨年の自己最多33本を更新する勢い。打点も自身3度目の100打点は射程圏内だ。

先発は日本ハムの有原を選出。10日のオリックス戦では6安打完封で今季6勝目をマーク。ソフトバンクの岩嵜は3試合に登板し2回1/3を1安打4奪三振無失点。1軍に復帰してから快投を続け工藤監督からも“7回の男”として期待されている。(Full-Count編集部)

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