楽天ドラ1小深田は4割超え、鷹・柳田に復調気配…パ週間ベストナインは?

楽天・小深田大翔(左)とソフトバンク・柳田悠岐【写真:荒川祐史、藤浦一都】

ソフトバンク、ロッテが5勝1敗と大きく勝ち越したパ・リーグ第13週

6月19日にシーズン開幕を迎えた2020年のペナントレース。120試合制で行われる今季の折り返し地点を過ぎ、いよいよ勝負の後半戦に入っている。残り50試合を切った段階でセ・リーグは巨人が首位を独走、パ・リーグはソフトバンクが首位に立っている。

パ・リーグは12日に予定されていた楽天対日本ハム、ロッテ対オリックスが雨のため中止となり、9月14日に順延となった。そのため、9月8日から9月14日までを1週間として選手成績を振り返り、Full-Count独自で週間ベストナインを選出。今回はパ・リーグ第13週だ。

【パ・リーグ現在の順位表】
1 ソフトバンク 74試合43勝28敗3分
2 ロッテ 74試合43勝29敗2分 0.5
3 楽天 74試合36勝35敗3分 6.5
4 日本ハム 74試合34勝37敗3分 2.0
5 西武 72試合33勝37敗2分 0.5
6 オリックス 74試合23勝46敗5分 9.5

【パ・リーグ第13週】
1 ソフトバンク 5勝1敗0分
1 ロッテ 5勝1敗0分
3 西武 3勝3敗0分
4 楽天 2勝4敗0分
4 日本ハム 2勝4敗0分
6 オリックス 1勝5敗0分

首位に立つソフトバンク、2位で追うロッテがともに5勝1敗と好調で、両者の熾烈なデッドヒートが続く。ソフトバンクは楽天に3連勝し、西武とも2勝1敗。ロッテは日本ハムに2勝1敗、得意のオリックスに3連勝を飾った。ロッテは本拠地でオリックスに負けなしの9連勝。敵地を合わせても15勝2敗と大きく勝ち越している。

ロッテに3連敗を喫したオリックスは週間1勝5敗と低迷。西武は3勝3敗の五分、楽天と日本ハムは2勝4敗となり、3位から5位の差が詰まってきた。

西武・高橋光成【写真:荒川祐史】

高橋光は8回までノーヒットの好投を見せた

【第13週パ週間ベストナイン】
先発 高橋光成(西武)
救援 益田直也(ロッテ)
捕手 清水優心(日本ハム)
一塁 メヒア(西武)
二塁 浅村栄斗(楽天)
三塁 スパンジェンバーグ(西武)
遊撃 小深田大翔(楽天)
左翼 角中勝也(ロッテ)
中堅 柳田悠岐(ソフトバンク)
右翼 大田泰示(日本ハム)
DH デスパイネ(ソフトバンク)

パ・リーグの第13週はオリックスを除く5球団それぞれに活躍した選手が散らばった。野手では、5勝1敗だったソフトバンクからは柳田、デスパイネの主砲2人、ロッテからは角中を選出した。

柳田は打率.333、2本塁打をマークし、7打点は週間リーグトップタイだった。一時は不振に陥ったものの、復調気配。デスパイネは打率.318ながら、3本塁打がリーグトップ。打点も柳田らに次ぐ6打点だった。

ロッテの角中は指名打者で3試合、左翼手で1試合にスタメン出場して打率.462をマークした。楽天の小深田は5試合に出場して打率.471とハイアベレージを記録。浅村も打率.333と上々の打撃成績だった。

西武からはメヒアとスパンジェンバーグの助っ人2人。スパンジェンバーグは4試合の出場だったが、小深田に次ぐ打率.467、メヒアも.333と結果を残した。日本ハムからは大田と捕手の清水。大田は全6試合に出場して18打数8安打の打率.444の好成績を残した。清水は4試合の出場ながら、打率.455と、こちらも4割超の打撃成績を残した。

投手は西武の高橋光と益田に。高橋光は8日のオリックス戦で先発し、8回までノーヒットピッチング。快挙は逃したが、9回1安打完封という快投だった。益田は3試合に登板して無失点、3セーブをマークして5勝1敗だったチームに貢献した。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2