横浜市、町田市の図書館と相互利用開始へ

横浜市役所

 近隣自治体と図書館の相互利用を進めている横浜市は、東京都町田市と協定を締結した。11月から双方の図書館で本を借りることができるようになる。

 横浜市教育委員会によると、横浜市民が町田市内の図書館を利用するには、町田市内にある8カ所の図書館いずれかに住所の確認できる書類を持参し、登録手続きをする必要がある。最大10冊、2週間借りることが可能で、町田市内の図書館に返却する。

 8館の蔵書数は計約117万冊で、このうち最も蔵書数の多い中央図書館はJR町田駅から徒歩2分。横浜市教委の担当者は「利便性が高い。横浜線沿線住民をはじめ、多くの人に利用してほしい」と話し、町田市民に対しても、「横浜市内18館、約387万冊の蔵書に触れてもらえたら」と呼び掛けている。

 横浜市は既に隣接する5市(川崎、鎌倉、藤沢、大和、横須賀)と同様の協定を結び、相互利用を行っている。

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