“プロジェクト・ビッグ・ピクチャー”は満場一致で却下に…下部リーグには助成金の救済措置

プレミアリーグは“プロジェクト・ビッグ・ピクチャー(PBP)”を拒否し、下部リーグの財政救済パッケージ作成に合意した。

14日にリモート会議が行われ、プレミア20クラブが満場一致で“プロジェクト・ビッグ・ピクチャー”に関与しないことで合意。PBPは18チーム制の導入やEFLカップとFA小ミュニティシールド の廃止など、イングランドサッカー界の構造を大きく変える変更点が含まれていた。プレミアリーグは声明で、「クラブはオープンで透明性のあるプロセスの中で、競争力と持続可能なサッカーピラミッドを確保していく」と言及。「クラブはオープンで透明性のあるプロセスの中で、サポーター、政府、そして全ての関係者と提携していく」と伝えている。

またイングランドフットボールリーグ(EFL)は、下部リーグの経営破綻を防ぐため、プレミアリーグに救済措置を提案。無観客によりチケット収入が無くなったリーグ1(3部)やリーグ2(4部)に助成金を支払うことで合意に達した。これにより、2720万ポンド(約34億円)の連帯金に5000万ポンド(約69億円)の助成金を加えた計7720万ポンド(約113億円)が下部リーグに融資される。

大改革案“PBP”は白紙に

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