長崎IR「安全安心ネットワーク協」 月内にも準備会設置 佐世保市議会特別委

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致について、長崎県佐世保市は19日の市議会特別委員会で、官民でギャンブル依存症などの対策を協議する「九州・長崎IR安全安心ネットワーク協議会」の準備会を早ければ月内にも設置すると説明した。
 同協議会は、県と同市、周辺自治協議会、医療機関、社会教育関係団体、警察署、IRを整備・運営する事業者などで構成する。
 同市のハウステンボスへのIR整備を見据え、▽依存症▽青少年健全育成▽治安維持▽組織犯罪-の対策について、課題の検証と改善を図る。県が事務局を担当。準備会を設置後、来年以降に体制を固め、具体的な取り組みを始める。
 特別委で、委員は「(地元や関係者に限らず)幅広く対策への意見を集めるようにしてほしい」と要望した。

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