ナイター陸上 井上(三菱重工)日本勢トップ 一般・高校男子1万

【一般・高校男子1万メートルタイムレース3組】6800メートル付近で井上(三菱重工、左から2人目)を先頭に競り合う日本勢トップ集団=トランスコスモススタジアム長崎

 陸上長距離の第4回ナイター記録会はこのほど、諫早市のトランスコスモススタジアム長崎で行われ、長崎県勢は一般・高校男子1万メートルでクレオファス・カンディエ(三菱重工)が28分6秒28で2位、井上大仁(同)が28分28秒41で日本勢トップとなる4位に入った。
 本年度は第1回を7月に実施して以降、コロナ禍による中止や県内選手限定開催を経て、約2カ月半ぶりに県外からも選手が参加した。諫早市内で合宿中だったデンソーをはじめ、各カテゴリーの有力チームも出場。男女計7種目で自己ベスト更新や、12月の日本選手権(長距離)標準記録突破などを目指した。
 三菱重工勢が出走した一般・高校男子1万メートルタイムレース3組は、カンディエを含む外国人3選手が飛び出した後、独走となったベナード・コエチ(九電工)が27分31秒13でトップゴール。井上を軸とした日本勢トップの4位集団は徐々に人数が絞られると、最後に井上が改木悠真(トヨタ自動車九州)を0秒57差で振り切った。
 高校生は鹿児島勢を中心に好記録が相次いだ。県勢も一般・高校男子5000メートルの松下勇樹(創成館)が14分23秒43、同1万メートルの小林大晟(鎮西学院)が29分35秒05をマークするなど力走した。


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