異臭、環境科学センターで大気分析 発生源は特定できず 神奈川

神奈川県庁

 神奈川県内各地で異臭の通報が相次いでいる問題で、県は22日、横須賀市内で15日に採取した大気の分析結果(速報値)を発表した。14日に採取した大気と同様、ガソリンなどに含まれる物質が検出されたが、異臭の発生源は特定できていない。

 県によると、15日午後2時40分ごろ、同市消防局庁舎と同市役所で異臭が確認されたため、同市が大気を採取した。県環境科学センター(平塚市)で分析した結果、ガソリンなどに含まれるイソペンタン、ペンタン、ブタンが平常時の大気と比べ1.3~3.5倍の濃度で検出。県は「直ちに健康に影響を及ぼすレベルではない」としている。

 異臭を巡っては、12日に横浜市内、14日に横須賀市内で採取した大気の分析が行われたが、いずれも同様の物質が検出されている。

© 株式会社神奈川新聞社