長崎市が採用活動をオンラインで 企業にアドバイザー派遣へ

 長崎市は、採用活動のオンライン化を促進するため、採用活動の専門家をアドバイザーとして企業に派遣する事業を始める。市内企業のより効果的な採用活動を後押しする。

 新型コロナ禍で採用活動が一変。市によると、企業説明会や面接をウェブ上で実施する非接触型が主流になっている。企業、学生の双方が「遠方の学生と接触できた」「交通費をかけずに地元企業の選考に参加できた」など利点を実感。オンライン採用に対応できていない企業よりも人材を確保できる傾向にあるという。
 市の委託を受けた人材派遣会社アソウ・ヒューマニーセンターの中平佳菜子さんが企業に出向き、「オンラインだと相手の本音や感情が分からない」「もっと効果的に実施したい」などの企業の悩みを解決する。
 事業の対象は、県の就職応援サイト「Nなび」に登録する企業で、市内に拠点があり新たにオンライン採用を始めるか、改善を試みる企業。1企業につき最大3回まで無料で派遣する。
 問い合わせや申し込みはアソウ・ヒューマニーセンター長崎支店(電095.826.9800)。

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