【新型コロナ】横浜で3人死亡、32人が新規感染 市立小の女児も

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は23日、入院していた市内在住の男性3人が亡くなった、と発表した。また、10~80代の男女32人の感染が新たに確認された。うち3人は中等症で、29人は軽症または無症状。12人の感染経路が不明で、経路が判明している20人のうち6人は家庭内感染という。

 市によると、亡くなった3人のうち2人は80代で、1人は60代。80代の1人は9月2日に陽性と判明、人工呼吸器を装着するなどしていた。死因は新型コロナによる肺炎という。

 もう1人の80代は間質性肺炎などを患い、9月18日から市内の病院に入院していた。60代は9月15日の陽性判明後、酸素投与などをしていたが状態が悪化。死因は敗血症による多臓器不全という。

 感染者32人のうち、30~50代の男女4人は市内の接待を伴う飲食店の従業員。70代男性はクラスター(感染者集団)が起きた国立病院機構相模原病院(相模原市南区)を退院直後に発症し、現在は横浜市内の病院に入院している。

 クラスターが発生したカラオケ店を利用した70代男性と80代女性の感染も新たに確認。同店の感染者数は計7人となった。市立小学校では10代女児の感染が確認され、同じクラスの児童ら約40人を集団検査した。

 また市教育委員会は、市立中学校の60代非常勤教員男性の感染を発表。発症2日前の19日に出勤していたが、マスクを着用しており校内に濃厚接触者はいないとしている。

 市が23日までに発表した患者の区別住所地発生状況は、次の通り(毎週金曜更新)。

 ▽鶴見区=341人▽神奈川区=230人▽西区=146人▽中区=261人▽南区=280人▽港南区=221人▽保土ケ谷区=193人▽旭区=217人▽磯子区=143人▽金沢区=153人▽港北区=320人▽緑区=119人▽青葉区=323人▽都筑区=141人▽戸塚区=207人▽栄区=65人▽泉区=101人▽瀬谷区=97人▽市外=170人

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