男性の遺体を自宅に放置したとして、神奈川署は23日、死体遺棄の疑いで、横浜市神奈川区入江1丁目、無職の女の容疑者(48)を逮捕した。同容疑者は「(男性が)亡くなったが、お金がないのでそのままにしていた」と供述、容疑を認めている。遺体は白骨化しており、署は身元の特定を進めるとともに、司法解剖して死亡の経緯を調べる。
逮捕容疑は、同日午後1時25分ごろ、自宅アパートの室内に職業、氏名不詳の男性の遺体を遺棄した、としている。
署によると、同容疑者は男性と2人暮らしだったとみられ、「自分は内縁の妻」と話しているという。遺体は洋室のソファベッドの上にあおむけに倒れており、毛布や布団が掛けられていた。服を着た状態で、成人男性とみられる。
同容疑者からの生活保護申請を受け、同日午後に同市ケースワーカーの女性職員がアパートを訪問。同容疑者が「昨年12月中旬に同居していた人が亡くなったが、誰にも相談できず、そのままにしていた」と話したため、職員が110番通報した。