教諭付き添い職業体験 デュアルシステム型実習導入 鶴南特支高西彼杵分教室

実習でタオルを畳む生徒=西海市大瀬戸町、希望社

 長崎県西海市大瀬戸町の県立鶴南特別支援学校高等部西彼杵分教室(影本正樹校長)は、教諭の付き添いで生徒が事業所などで職業体験する「デュアルシステム型実習」を本年度から始めた。
 同システムは、職業体験とその後の振り返りを並行して続けることで、各生徒の働く意識や技能を高めることを目指す。全生徒7人が9月から計6日間、事前に作業工程を体験した教諭5人と、同町の就労継続支援A型事業所「希望社」で衣類のクリーニング作業に取り組んだ。
 10月21日の最終日には、教諭の指導を受けながらタオルを畳んだり、衣類をハンガーに掛けたりした。実習後、生徒は「長時間集中して作業することができた」「水分補給の時間など自己管理ができるようになった」などと成果を話した。
 生徒は11月、自立を目指し、教諭が付き添わない形式で3週間の現場実習に取り組む。

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