【第2四半期】カワチ薬品、売上高+8.8%、営業利益+151.4%。コロナ特需と昨年のポイントカード引当金の反動で

【2020.10.23配信】カワチ薬品は2021年3月期 第2四半期決算を公表した。それによると、売上高+8.8%、営業利益+151.4%など、好調だった。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う需要増に加え、昨年は計上のあった新ポイントカード移行に伴うポイントカード引当金の影響がなくなったことなどが影響している。

カワチ薬品は2021年3月期 第2四半期決算を公表した。

それによると、売上高は1485億4900万円(前年同期比+8.8%)、営業利益 65億4100万円(同+ 151.4%)、 経常利益70億1600万円(同+ 128.2%)、純利益 46億1100万円(同+ 128.3%)だった。

この間、感染症予防関連商材や外出自粛に伴う日用品等の需要及び内食需要の増加に伴い、販売動向は堅調となる一方、インバウンド需要低迷の他、競合各社の出店増、異業種・異業態間における価格競争の熾烈化は続いており、再編の動きが高まるなど、経営環境は一層厳しさを増していると総括。

こうした中、有事における小売業としての使命を果たすべく、機能強化に努め、医薬関連商材や生活必需品等の商品の集荷及び供給に努めたとした。

新規出店については、既存地区である、茨城県に1店舗を出店。調剤薬局は、山形県、福島県、栃木県に各1件、計3件を既存店に併設した。
店舗数は、計340店舗(内、調剤併設119店舗)となった。

利益に関しては、昨年の新ポイントカード移行に伴うポイント引当金の影響がなくなったこと等により粗利益率を押し上げたことや、販促活動の自粛に伴い広告宣伝費が削減されたことなどにより販管費が抑制されたため、営業利益が上昇したとしている。

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