長崎県立五島高、創立120周年 生徒ら節目祝う

五島高創立120周年を祝った式典=同校

 長崎県五島市池田町の県立五島高(初村一郎校長、451人)で23日、創立120周年記念式典があり、全校生徒や教員、卒業生らが節目を祝った。
 同校は1900年、現在の福江城跡に旧制五島中として開校。48年の学制改革で県立五島高に改称し、同年に県立五島女子高と統合した。現在は普通科普通コースとスポーツコース、衛生看護科がある。
 初村校長は式辞で「卒業生は3万人を超え、全国各地で活躍している。探求学習バラモンプランなどを通じて生徒、職員共に地域に溶け込む意識が定着している。五島の担い手として日々精進してほしい」と述べた。
 生徒を代表し、生徒会長の野口市郎太さん(17)が「多様な学科、コースが融合する環境のもと、それぞれの視点を養い、他者との違いを認めることで自己理解につながっている。10年後、100年後に向けて新たな五島高をつくり上げていかなければ」と決意を語った。最後に万歳三唱で締めくくった。

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