江ノ電「3点セット」を返礼品に 藤沢市

人気の返礼品「江ノ電3点セット」をアピールする鈴木恒夫市長

 藤沢市は、ふるさと納税の返礼品の新たなラインアップを発表した。返礼品の提供が始まり3周年を迎えたことを記念し、江ノ島電鉄(同市)の車両で使用された「行き先板プレート」など湘南藤沢ならではの逸品を用意した。

 江ノ電が提供するのは、人気車両「江ノ電300形」で実際に使用された行き先板プレートをメインにした「3点セット」。300形は1956年から68年にかけて計6編成12両がデビュー。現在走行しているのは1編成2両のみで、レトロな雰囲気が江ノ電ファンの人気を集めている。

 昨年10月に同様の返礼品10セットを用意したところ、受付開始後約2分で〝完売〟に。今回の3点セットは、行き先板プレートのほか、稼働中の車両の写真、就役60周年記念ステッカー2枚をそろえ、8セットを提供する。15万円コースの返礼品で、希望者はふるさと納税サイト「さとふる」で申し込む。11月2日午前0時から先着順に受け付ける。

 同市の返礼品には今回、海洋アクアリウムのガラスオブジェ、ランドセルをリメークした革製品など20品目が加わり、計227品が登録されている。サイトは従来の「さとふる」に「ふるなび」と「楽天ふるさと納税」の二つが加わった。

 問い合わせは、市財政課電話0466(50)3503。

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