ノジマ、「巣ごもり生活」で家電好調 純利益が4倍超

ノジマの店舗

 家電量販店のノジマ(横浜市西区)が29日発表した2020年9月中間連結決算は、純利益が前年同期比313.6%増の382億6900万円だった。新型コロナウイルスの感染拡大で「巣ごもり生活」が続く中、デジタル家電やインターネット事業が好調だった。

 売上高は10.7%減の2407億8700万円、営業利益は49.2%増の175億500万円だった。

 デジタル家電専門店運営事業は、パソコン周辺機器や生活家電の売れ行きが好調だった。インターネット事業も在宅時間やテレワークの増加に伴い、光回線サービスの新規契約数が増えた。

 同日会見した野島廣司社長は「パソコンや家庭用品が大きく伸びている。下期も需要は落ち込まないと感じている」と話した。

 21年3月期の業績予想は、売上高5030億円(前期比4.0%減)、営業利益300億円(32.8%増)、純利益450億円(182.8%増)を見込む。

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