ワイトリシティが、三菱商事による戦略的投資を含むベンチャーキャピタル3400万ドルを調達

ワイヤレスEV充電の世界市場投入に向けてさらなる進歩

米マサチューセッツ州ウォータータウン--(BUSINESS WIRE)--効率的な非接触ワイヤレス電力伝送業界のパイオニアの ワイトリシティは本日、3400万ドルの投資ラウンドを完了したと発表しました。 ステージ1ベンチャーズがこのラウンドを主導し、エア・ウェーブズ・ワイヤレス・エレクトリシティが参加、 三菱商事が米国子会社の北米三菱商事を通じて戦略的投資を行いました。この資本注入により、ワイトリシティは引き続き最先端のワイヤレス充電プラットフォーム開発を進め、知的財産ポートフォリオを拡充し、電気自動車(EV)とモビリティー市場向けワイヤレス充電の商用化に邁進していきます。

現在、世界中のポリシーメーカーが炭素排出の削減に取り組んでおり、ほぼすべての自動車メーカーがEVのロードマップを拡大しています。EVをより使いやすく大衆市場に魅力的なものとし、自律走行車両の基盤を確立するために、ワイヤレス充電は自動車メーカーの世界的な優先事項として浮上しております。それにともない、最近EVワイヤレス充電の世界標準規格が公表されました。

ワイトリシティは、この世界的な動きを可能にします。ワイトリシティの技術を使用することで、EV車両を駐車すれば人の介入なしにハンズフリーで自動的に充電が行えるため、従来の給油作業に比べてもより簡単で便利になります。ワイトリシティの技術は、従来のプラグイン充電器と比較しても、エネルギー効率や充電速度を犠牲にすることのない自動充電を可能にします。ワイトリシティは現在、2019年初めに実施したクアルコム・ハローのワイヤレス充電IPポートフォリオ・技術の買収を含め、世界中で1000件を超す特許を保有しています。

三菱商事のワイトリシティへの投資は、将来的なスマートシティーのイノベーションに繋がるものです。三菱商事の複合都市開発グループは、世界中のスマートシティーの未来に、ワイヤレス充電と自動化が重要な役割を果たすと考えています。

この資金調達ラウンドは、ワイトリシティの継続的なビジネス拡大に続くものです。当社は最近、ルーメン・フリーダムを含む、新たな自動車のティア1ライセンシーを発表しました。加えて、マクラーレンのスピードテール・ハイパーGTが、BMW 530e iPerformanceと並んでワイヤレス充電機能を備えた、初めての市販EVとなりました。

ワイトリシティのアレックス・グルーゼン最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「モビリティー業界は素晴らしい転換期を迎えています。自動車メーカーがますますEVを優先する中で、業界はEV所有体験の向上を目指しています。当社のワイヤレス充電は、充電行為の手間をなくし、駐車するだけで充電されることを実現します。この実現のために、当社は10年以上にわたり自動車業界と協力してきました。今回の新たな資金調達ラウンドは、当社の市場での地位とワイヤレス充電によるモビリティーの未来に対するビジョンを証明しています。EV市場拡大の準備が整い、ワイヤレス充電標準規格が設定された中、ワイヤレス充電体験をお客さまに提供できることを非常にうれしく思います。」

三菱商事常務執行役員で複合都市開発グループCEOの鴨脚光眞氏は、次のように述べています。「ワイトリシティのワイヤレス充電は、EV/自動運転への移行を捉えた次世代の都市・インフラサービスの実現に不可欠です。ASEANの大規模な新規都市開発プロジェクトや日本での将来のプロジェクトで、弊社は新たな技術とサービスの提供を通じて、不動産価値の持続可能な成長を追求していきます。弊社の世界的なビジネス/パートナーネットワークのエコシステムを活かしながら、スマートシティー向けにワイヤレス充電、IoT、AI、ロボット、ビッグデータ等も活用していきます。」

ステージ1ベンチャーズのマネジングディレクターのデビッド・バウム氏は、次のように述べています。「ワイトリシティは、私たちが使う新たな移動の手段を提案しています。オートバイから自動車、バス、トラックまで、さまざまな大きさの電動車両向けのワイヤレス充電機能により、環境にやさしく、かつ利用者に便利なだけでなく、真の自律性と共有モビリティーへの扉を開く車両が実現します。ワイトリシティの技術の約束、その市場での地位、強力な世界的チームに対する期待が、私たちの投資決定につながりました。」

主要市場セルラー業界の先駆的企業のセルラーワン共同創業者でもあるエア・ウェーブズ・ワイヤレス・エレクトリシティのケネス・ホロヴィッツ氏は、「ワイトリシティは電気コードを切る最後のステップです」と語りました。

ワイトリシティは、SAEインターナショナル(今月、J2954ワイヤレス充電規格を公表したばかり)、国際電気標準会議(IEC)、国際標準化機構(ISO)、中国電力企業連合会(CEC)など、世界中の主要な規格組織と積極的に関わっています。これらの組織は、EVとワイヤレス充電システムの相互運用性を可能にするEVワイヤレス充電の仕様を策定しています。ワイトリシティは、200件を超す特許について、これらの規格を実装するシステムの「規格に必須」と宣言しています。ワイトリシティは、CECと緊密に連携して、ワイヤレスEV充電用の中国国家標準(国標)の承認もサポートしました。

ワイトリシティの詳細情報については、www.witricity.comをご覧ください。

ワイトリシティについて

ワイトリシティは、特許取得済みの磁気共鳴技術を使って非接触ワイヤレス充電ソリューションを開発しています。ワイトリシティは世界のトップ自動車メーカーやティア1サプライヤーと協力して、EVワイヤレス充電を導入し、電化・共有化・自律化された未来の実現を支援しています。ワイトリシティがEV充電を簡単にスムーズにハンズフリーに行えるようにしている方法をご覧ください。ワイトリシティの詳細はこちらです

2019年に行ったクアルコム・ハローIPポートフォリオ・技術の買収により、ワイトリシティはEVワイヤレス充電技術と知的財産を自動車メーカーやティア1サプライヤーに提供する「頼りになる」企業としての立場を強化しました。公表されている技術ライセンシーには、トヨタ、マーレ、TDK、IHI、新電元工業、ダイヘン、アプティブ、Anjie Wireless、ユラ、VIE、グリーン・パワー、ルーメン・フリーダムがあります。ワイトリシティは、ワイヤレス充電システムの世界的標準規格の策定を積極的に支援しています。標準規格策定のイニシアチブには、SAEインターナショナル、国際電気標準会議(IEC)、国際標準化機構(ISO)、中国国家標準規格が関係しています。

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